練習について(録音のススメ)


 今日は練習について。

 「楽譜通りに弾く」というのはとっても難しいけれど、とっても大切なこと。
音程の取りかた・リズムの取りかた・フレーズ・ニュアンス・音色など…やりたいことは山積み。
しかし、趣味でチェロをやっている方の場合、チェロの練習に割ける時間というのは限られていると思います。 そんな中、効率的に練習するには?今日は、先に書いた「音程」と「リズム」に注目してみたいと思います。

 音程やリズムが取れていない場合の多くは、「間違った音程やリズムで弾いている、ということに気づいていない」… これが最も多い原因です。
音というのは、目に見えるものではないのが曲者。それゆえ、自分の耳でよく聴いてその間違いに気づいてあげられなければ、 直すことすらできないのです。
 
 毎回の練習で間違いを指摘してくれる人がいればいいのですがそうも行かないので、この場合「録音」をすることをおすすめします。 そして問題が把握できたら、次は「なぜできないのか?」について考えてみる。親指の位置が悪い?手に無駄な力が入っている? などなど。そして、適切な方法で練習をする。適切でない方法で練習すると、いつまで経っても弾けるようにならないし、疲れるし、 それならいっそのことCDでも聴いていたほうが上達するなんてこともあるかもしれません。

 「音感がない、リズム感がない」…たまにこのようにおっしゃる方がいますが、私は音感やリズム感がないという方に まだ出会ったことがありません。だいたいは口で歌っていただくと、とても綺麗な音程とリズムで歌える方がほとんど。
頭の中で鳴らしているメロディーが、そのままチェロで表現できたら素敵ですよね♪

まとめます。効率的な練習方法
@まずは、軽い気持ちで練習を録音してみる。そしてここが間違っているなー、と問題の把握をする。
A次はちょっとチェロを置いて腕組み。なんでできないんだろー?と原因を考えてみる。
B仕方ないので、適切な方法で練習する。

 正しい音程とリズムで弾く…それだけで演奏は何倍も上手に聴こえると思うのです。私も頑張らねば!







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